2001年にサービスを開始したSuica、2007年にサービスを開始したPASMOといったというように、交通系ICカードのサービスが開始してから随分と年数が経ちました。
Suicaに関しては、2006年にモバイル版がサービス開始していましたが、2020年の春、ついにPASMOもモバイル版が登場します。
そこでモバイルPASMOについていつからサービスが開始なのか?
また
「モバイルPASMOはiPhoneでなぜ使えないのか?」
「Suicaと同時に併用できるのか?」
などの疑問に対しても解説をしていきます。
モバイルPASMOとは?いつからサービス開始?
モバイルPASMOとは従来のカード式のPASMOと同様、電車やバスといった交通機関の利用や、電子マネーとして買い物できるスマホアプリです。
そこでいつからサービスが提供されるか気になるところ。
2020年1月21日の発表では「2020年春」とされていましたが、PASMO協議会から「2020年3月18日10時」からサービス開始されると公表されました。
モバイルPASMOを使うメリット、デメリットを簡単にまとめました。
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- スマホで管理できるので定期入れを持ち歩く必要がなくなる
- クレジットカードを登録することで定期券の購入やチャージが窓口に行かなくてもできる
- PASMOオートチャージに対応したクレジットカードを登録することでオートチャージも可能
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- スマホの充電が切れてしまうと使用できない
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このように、従来のカード式PASMOで利用できていたことは、モバイルPASMOでも可能となっています。
これに加えて、クレジットカードを登録することで窓口や券売機に行かなくとも、定期券の購入やチャージできるようになります。
クレジットカードは、American Express、JCB、Mastercard、Visaであればどれでも利用できるため、
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- 永年無料でAmazonで買い物が多い人は『JCB CARD W』
がおすすめ。
2019年10月の増税の前に定期券を購入しようと、あちこちの駅で長蛇の列になっていた光景は記憶に新しいのではないでしょうか?
4月には新社会人や新入生など、これから定期券を新しく購入する人で混み合うことが予想できますよね。
モバイルPASMOを利用していれば、混雑で無駄な待ち時間を過ごすことなく、スムーズに定期券の購入ができるようになるのです。
また、これまでPASMOはクレジットカードでのチャージができませんでしたが、モバイルPASMOであればそれが可能になります。
「現金がなくてチャージができない」
というトラブルも回避できるようになるのです。
ただし、デメリットが一つだけあります。
それは「充電が切れてしまうとモバイルPASMが使用できない」ということです。
スマホアプリであるため、当然と言えば当然ですが、駅内に入場する際には問題なくとも、目的の駅に着いた時には充電がなくなっていたということもよくある話です。
そうした場合には、以下の手順で対応が可能ですので、利用を検討している人は必ず覚えておきましょう。
- 駅員に事情を伝え、乗車駅からの運賃を現金で清算
- 充電後、スマホの電源を入れて、駅員に改札入場時のデータを削除してもらう
もし対応方法を忘れてしまっても、駅員に聞けば丁寧に教えてもらえるので安心してください。
とはいえ、充電を切らさなければ済む問題でもあるので、残りの充電が心許ないときは目的地まで充電をオフにしたり、モバイルバッテリーを利用するなどをすると良いでしょう。
モバイルPASMOなぜiPhoneで使えない?いつ使えるのか?
非常に便利なモバイルPASMOですが、残念なことにiPhoneでは利用できません。
iPhoneに限らず、Android搭載のスマホでも一部の端末で利用できないので注意が必要です。
では、なぜiPhoneでモバイルPASMOが利用できないのか?
それは、モバイルPASMOがおサイフケータイ対応しているAndroidスマホのみとされているからです。
端末自体、iPhone7以降ではFeliCaチップが搭載されているので、技術的には搭載可能と言われていますが、問題はApple Payを経由する必要があるということです。
Apple Payを通過するためには、アップル独自の技術要件やセキュリティと突破しなければなりません。
つまり、iPhone版をリリースするのは容易ではないということですね。
現時点で、サービス開始予定は発表されていませんが、モバイルSuicaがiPhoneでも利用可能であることを考えると、そう遠くない未来にリリースされる可能性はあります。
モバイルPASMOはSuicaと同時併用可能か紹介!
既にモバイルSuicaを利用している人のなかにも、モバイルPASMOを利用したいと考えている方がいることでしょう。
そこで問題となるのが「同時に併用可能かどうか」です。
かつて、モバイルPASMOとモバイルSuicaは、FeliCa SEの技術的な部分で共存が難しいと言われていましたが、同時併用は「可能」であると発表されています。
改札入場時にモバイルPASMOとモバイルSuicaのどちらが優先して反応するかについては、優先させるカードを選択させる仕組みを用意しているとのことです。
詳細についてはまだ公開されていませんので、3月18日のサービス開始の案内で確認をしましょう。
まとめ
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- モバイルPASMOは2020年3月18日からサービス開始
- 従来のPASMOと同じように利用できる
- クレジットカードを登録することでスマホから定期券の購入やチャージが可能になる
- iPhoneでは利用できない
- モバイルPASMOとモバイルSuicaの併用は可能
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キャッシュレス化が進む昨今、モバイルPASMOの登場により定期券を持ち歩かなくなる人が増えそうな予感がしますよね。
この波に乗り遅れないよう、PASMOユーザーはぜひ利用開始を検討してみましょう。
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